2025.01.14

絶大な効果で抱えていた課題の解決を実感!定量数値で成果が見えた社内運動会

2024年秋、代々木第二体育館にて開催された株式会社ジェクトワン様の社内イベント『ALL JECT ONE FES.』(運動会)をお手伝いさせていただきました。当日は約120名の皆様が4つのチームに分かれ、白熱した競技を繰り広げました。応援席からは大きな歓声と拍手が沸き起こり、会場全体が一体感に包まれる素晴らしい盛り上がりとなりました。

当日の様子や、社内運動会を開催した理由について、経営企画部の布川朋美様にお話を伺いました。
(以下、敬称を略させていただきます)

株式会社ジェクトワン 経営企画部 経営管理ユニット 
シニアマネージャー 布川 朋美 様

Q 『ALL JECT ONE FES.』というイベント名に込めた想いをお聞かせください

布川
「ALL JECT ONE」は当社が全社に向けて発信する際に用いるワードで、「社員全員で同じ目標に向かい一丸となって協力して取り組む」という意味合いがあります。運営メンバーで「社員全員が一丸となって楽しむ」という思いを込めて名付けました。また当社のミッション「想像を超える場を作る」に基づいたイベントを目指しました。

これまで、定例イベントとして社員旅行を実施してきましたが、社員数の増加に伴い、小さいお子さんがいるので宿泊は難しい、プライべートの時間は使いたくないなど、個々の事情から不参加の方も増えていました。また、不参加の場合は通常業務をおこなうため、社内で不公平感が生じていたのも否めないです。そうした中で、社員旅行の目的や効果も年々不明瞭になっており、これまで慣習としていたイベントを見直す機会も必要ではないかと感じていました。

今回はそうした課題感の解消や新しい挑戦をしたくて、業務時間内で完結する『ALL JECT ONE FES.』という、みんなが楽しめるイベントにしました。

開会式・準備体操をする選手の皆さん

Qみんなが楽しめるイベントを“運動会”にしたのはなぜでしょうか?

布川
当初は運動会だと人によって拒否感があるのではと懸念していました。そのため、家族を呼んだり、屋台やケータリングを用意したり、Eスポーツを取り入れたりと、運動要素の少ないイベントを検討していたんです。しかし、各部署から集めたメンバーへ実際にヒアリングしてみると、多くの人が意外とシンプルな運動会を一番やりたいと思っていることが分かり、最終的には運動会に近い形になりました。

当日のプログラムは、玉入れや大玉送り、綱引きといった定番競技に加え、モルックやチャンバラ合戦など、ひと味違う全8競技を行いました。そのうち半分程度は全員参加型で、会場全体が熱気に包まれ、笑顔と声援が絶えない一日となりました。

プログラム
開会式
第1競技 逆転玉入れ(全員参加)
第2競技 大玉送り(全員参加)
第3競技 綱引き
第4競技 障害物リレー
第5競技 三択クイズ(全員参加)
第6競技 モルック
第7競技 戦国ゲーム
第8競技 リレー
閉会式

お揃いのTシャツで綱引き
円陣を組んで一致団結

Qチーム編成は、どのように決めたのでしょうか

布川
性別、年齢、役職のほか、部署内のメンバーも均等にバラバラになるよう4チームに分けました。また当社は大阪、横浜、札幌に支店があります。東京本社以外の社員は、支店内での交流に留まることが多いのですが、各チームに満遍なく振り分けたことで、普段関わりのない人たち同士で交流できたかなと思います。

また、運動能力が偏らないようにも調整しました。運動強度の高い競技に参加したい方は参加し、参加したくない方には強制させないなど、それぞれが得意な分野で活躍できるようなバランスを考えたので、みんなが無理なく各競技に参加できたと思います。

Qこれまでの社員旅行や社内イベントと比べて、運動会はいかがでしたか

布川
全社の一体感やコミュニケーション範囲の広さについては、断然、運動会の方がありましたね。

当社の社員旅行は、平日1〜3泊、数回に分けてグループで催行します。旅行中の自由度は高いためリフレッシュできる一方、同じ旅程で行動する人たちの間だけのコミュニケーションに留まってしまいがちです。本来あるべき姿は、社員全員でコミュニケーションができ、社員全員が同じ経験を通し、同じ思い出を作ることだと考えていたので、運動会はそれを実現してくれる場となりました。

借り人競争はチームの枠を超えて、お題に書かれた『人』を探す

布川
また、社員旅行や懇親会などの場合、コミュニケーション活性を目的とするものの、その成果を評価しにくい状況でした。どれだけ仲良くなれたか、どのように相手を知ることができたか、などは人それぞれで異なるでしょうし、そうしたコミュニケーションが本当に効果的であったかを測る指標や数値もありませんでした。

そうした点では、今回のイベントは目指すべきものをしっかり定量化して決めることができました。

運動が苦手な人でも楽しめる三択クイズ

Q社内イベントを成功させるために大切にしたことを教えてください

布川
個人的には誰も取り残さないイベントを目指していました。運動をしたくない方や、各支店勤務の方、時短勤務の方、プライベートの時間を重視する方など、さまざまな価値観や個々の状況を尊重し、競技やチームの構成をできるだけ配慮しました。

また、これまでも社内イベントをおこなう際は運営チームが組成されていましたが、負担が高い割に実務の評価にはつながらないという声もありました。
今回は、運営に関わる全員が共通認識で目的を持ち、明確にKPIを定めた上で、その達成を通じて、正当な評価が得られるような運営体制を作りたいと考えました。

これらを踏まえ、本来あるべき姿に向けて『ALL JECT ONE FES.』という社内運動会を提案しました。

モルック:複数のピンをめがけて棒を投げ、獲得した点数を競うスポーツ

Qみなさまの反応はいかがでしたか?

布川
すごく盛り上がり楽しんでくれたようです。競技中も「すごく楽しい!」という声が多かったです。また運動会を終了した直後から「来年もやりたい」という声をたくさんいただきましたね。

多くの人と共通の話題を作れたことでコミュニケーションもしやすくなりました。翌日、翌週も「ありがとう楽しかった」「企画してくれてありがとう」と感謝の言葉を直接かけてくれる方が多く、これは今まで無かったことですね。

楽しんでくれたんだなっていう実感がわきました。

当日は競技も応援もみんなで団結して、かなり本気になっている人が多かったですよね。情熱を持って取組み、全力で楽しんでくれる方が多いので、当社には合っているのかもしれません。

リレー競技に勝利して歓喜に湧く青チーム

Q今後の社内イベントについてはいかがですか?

布川
事後アンケートでは96%ぐらいの人が「すごく楽しかった」「楽しかった」という回答をくださって、すごくやってよかったと感じました。これまでにない一体感だったり、それぞれの人となりを皆さんが知れる機会になったのも、今回のイベントならではだと思っています。

ただ、せっかく成功したイベントを短期で消費しちゃうのは勿体無いと思っているんですよね。開催ありきだと、初めは楽しかったのにいずれ形骸化し、飽きられることを懸念しています。その時の課題に合わせて目的や意義をしっかり持たせ、何を達成するかを定めながら、都度内容もアップデートさせていく必要を感じました。

また、我々だけでは、ここまで本格的なイベントはできなかったので、すべてプロに任せてよかったなと、本当に感謝しています。特にリハなしにも関わらず、MCの盛り上げ上手さや進行のスムーズさには運動会屋さんの実績とプロ意識を感じました。おかげ様で当日は運営チームも一緒に楽しむことができたので、とても有難かったです。

閉会式

布川様、ありがとうございました。
『ALL JECT ONE FES.』では、社員の皆様が同じスタートラインに立ち、気持ちをひとつにして競技に挑む姿が、とても印象的でした。本気で取り組む姿勢がチームの一体感を生み出し、会場全体がエネルギーに満ち溢れました。
今後も、運動会屋は目的と効果をしっかりと考えた社内運動会をご提案し、社員の皆様に新たな発見やリフレッシュの機会を提供できるよう、さらなる工夫を重ねてまいります。

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