2025.02.24
運動会の企画

ペット同伴で運動会をしたい!ペットと楽しめる競技種目を紹介!

一般的な運動会ではペットの同伴が難しいこともありますが、近年ではペットと一緒に楽しめる運動会が増えてきました。

しかし、いざ企画するとなると、どのようなことができるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ペットと参加できる運動会について、内容や競技種目、注意点などを紹介します。

ペット同伴の運動会の企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

多様化するペットイベント

ペットを対象としたイベントは年々増加し、多様化しています。

従来のしつけ教室や健康相談会に加え、ペットと一緒に参加できるフェスや競技会など、エンターテインメント性の高いイベントが人気を集めています。

ペットイベントは犬猫のイベントが大半

ペット向けのイベントは全国各地で開催されていますが、その大半は犬や猫を対象としたイベントです。

これは、日本のペット飼育の実態を反映しており、飼育がしやすい小型犬や室内飼いの猫が対象となることが多いためです。

また、ペット向けのイベントは飼い主同士の情報交換の場としても機能しており、飼育のヒントやケアの方法など、知識の共有も活発に行われています。

ペット同士で競い合う運動会も人気!

近年、ペット同士が競い合う運動会形式のイベントも人気です。

たとえば、走る速さや障害物をクリアする能力を競う競技、飼い主とのチームワークを活かした競技などを楽しむことができます。

観客として見守るだけでも楽しめますが、実際に参加するとより一層ペットとの絆が深まります。

ペット同伴の運動会の内容は?

ペット同伴の運動会とはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、ペット同伴の運動会の内容を解説します。

基本的な流れは一般の運動会と同じ

基本的な流れは一般の運動会と似ており、開会式が行われた後、種目ごとに競技が進行し、最後に閉会式で結果発表や表彰式が行われます。

ペットの健康と安全を最優先に考えられており、定期的な休憩時間を設けたり、天候や気温によって競技時間を調整したりするなど、きめ細かく配慮されているのが特徴です。

競技種目はペットならではのユニークな競技ばかり!

ペット同伴の運動会では、飼い主とペットが息を合わせて挑戦する競技やペットの得意分野を活かした競技など、ユニークな種目が用意されています。

また、競技の合間にはさまざまな企画も用意されており、一日を通して楽しめる内容となっています。

ペットとできる運動会の競技種目例(犬の場合)

ペットとできる運動会の競技例として、犬を対象としたものを12種目紹介します。

●わんちゃんがおすわり

●ハードル高とび

●借り犬競争

●短距離ドッグラン

●連続スピン

●ピンポン玉運び

●待て対決

●おいで後ろ向き競争

●おすわり・伏せ競争

●椅子取りわんわんゲーム

●おやつ探し競争

●愛犬フォトコンテスト

競技を選ぶときの参考にしてみてください。

わんちゃんがおすわり

「だるまさんがころんだ」をもとにした競技で、飼い主がリードを持ったまま「わんちゃんがおすわり。1、2、3」とかけ声をかけて行います。

具体的には、「わんちゃんが」と言っている間に犬と一緒に前に進み、「おすわり」という言葉の間に犬を座らせます。

「1、2、3」のカウント中は、犬が動かないようにしなくてはいけません。もし犬が動いてしまった場合は、スタート地点に戻ってやり直しです。

最終的に最も早くゴールまで到達した飼い主と犬のペアが勝者となります。

ハードル高とび

ハードルをジャンプして点数を競う競技です。

ハードルの高さは20cmからスタートし、一組ずつ挑戦していきます。ハードルのバーを倒すと失敗となり、その時点で競技終了です。

通常、1回の競技で2回のチャンスが与えられます。クリアしたら点数を加算し、5cmずつ上げて挑戦していきます。

借り犬競争

借り物競争の犬バージョンです。

地面に置かれたカードを見て、そのとおりの犬を連れてゴールします。

「茶色い小型犬」や「白い中型犬」など、参加してくれる犬の特徴を書いたカードを用意しておきます。

あらかじめ、飼い主の了解や適切なお題を選ぶことが重要です。

短距離ドッグラン

短距離でのドッグラン競技です。

犬に長いリードをつなぎ、一定の距離をダッシュさせます。

何秒でゴールできたかを競いますが、距離は10m程度にしておくとよいでしょう。

連続スピン

1分間に何回「おまわり」ができるかを競う競技です。

時計回りまたは反時計回りのどちらか一方を維持しながら回転しますが、途中で逆回転したり半回転したりするとノーカウントになります。

ピンポン玉運び

飼い主がピンポン玉をスプーンに載せて、落とさないようにバランスを取りながら犬と一緒に走る競技です。

犬と一緒に走るので、通常のピンポン玉運びよりも集中し、周囲に気を配りながら走る必要があります。

待て対決

「おすわり」か「伏せ」のどちらかの号令を選び、その姿勢でどれだけ待てるかを競う競技です。

飼い主から1mほど離れ、挙手の合図で計測をスタートします。

3分を最長とし、途中で歩き出したり立ち上がったりするまでのタイムを得点とします。

おいで後ろ向き競争

飼い主と犬が向かい合い、飼い主は「おいで」と声をかけ、後ろ向きで走る早さを競う競技です。

犬が飼い主を追い越してしまった場合、飼い主はその場で止まり、「おいで」と呼びかけながらリードを使って犬を足元まで戻します。

再びスタートして後ろ向きで走り続け、最終的にゴールに1番早く到着したペアが優勝となります。

おすわり・伏せ競争

おすわりと伏せを交互に行い、1分間に何回できたかを競う競技です。

おすわりの状態ではお尻をつけ、伏せの状態ではお腹をつけておく必要があります。

また、途中で立ち上がってしまうとおすわりからやり直しになるため、注意が必要です。

椅子取りわんわんゲーム

椅子取りゲームをアレンジした競技です。

音楽が流れている間、飼い主と犬は円形に並べられた椅子の外側を一緒に歩きます。

音楽が止まったら、飼い主は「おすわり」または「待て」と声をかけて犬を座らせ、自分も空いている椅子に座ります。

犬が我慢できずに動いてしまうとその場で失格となり、最後まで残ったペアの優勝です。

おやつ探し競争

隠されたおやつを見つけてゴールする競技です。

飼い主とペアになり、嗅覚を使っておやつを探し出します。

ゴールした時間を計測し、一番早かったペアの勝利です。

愛犬フォトコンテスト

参加型ゲームやイベントを取り入れ、愛犬の写真を撮ってコンテストを行います。

「空を飛ぶポーズ」や「面白い表情」など、ジャンルを決めておくのもおすすめです。

犬を飼い始めた人でも参加しやすいように、簡単なゲームなどを中心に行うと良いでしょう。

ペットイベントの注意

ペットイベントを行う際は、下記の点に注意しましょう。

●イベントのマナーを厳守する

もしもの備えをしておく

●ペットのストレスになりそうな場合は参加しない

それぞれ解説します。

イベントのマナーを厳守する

ペットイベントでは、参加者やペットへの配慮が不可欠です。

リードは必ず着用し、他のペットに許可なく近づかないようにしましょう。

また、排泄物の処理は飼い主の責任です。マナー用品(排泄処理用具、タオルなど)は必ず持参して、排泄物は速やかに処理しましょう。

会場のルールやスタッフの指示に従い、快適に過ごせるよう心がけることが大切です。

もしもの備えをしておく

イベントに参加する際は、予期せぬ事態に備えておく必要があります。

ペットの健康保険証や迷子札、応急手当用品を持参すると安心です。

また、水やおやつ、タオル、着替えなども用意し、こまめな休憩と水分補給を心がけましょう。

ペットのストレスになりそうな場合は参加しない

ペット同伴の運動会では、ペットの健康や快適さを最優先に考える必要があります。

人や他のペットが苦手な子、環境の変化に弱い子、体調がすぐれない子は、無理に参加させないようにすることが大切です。

イベント中にストレスのサインが見られた場合は、すぐに休憩を取るか、場合によっては途中で帰宅することも検討しましょう。

まとめ

ペットと一緒に楽しめる運動会は、飼い主とペットの絆を深めるよい機会です。

たとえば、犬の特性を活かした「わんちゃんがおすわり」や「おやつ探し競争」などのユニークな競技は、愛犬の新たな一面の発見や一緒に目標を達成する喜びを分かち合うことができます。

ただし、参加する際は必ずマナーを守り、ペットの体調管理にも十分な注意を払うようにしましょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、ペット同伴の運動会を検討してみてはいかがでしょうか。

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