運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
学校や会社の体育祭や運動会でポスターを作る係になったことはありませんか。
学校であれば、「絵が得意だったよね?今年の体育祭のテーマに合わせて、描いて!」とお願いされたり、社内運動会であれば、「楽しそうな感じで適当に作っておいてよ!」と頼まれたりとお願いする側からの情報が少なく困った経験をされている方も多いのではないでしょうか。
実はいい感じで素敵なポスターを作るには得意不得意は関係ありません。今からお伝えするポイントをしっかりと押さえれば、素敵なポスターになること間違いなしです!
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ポスターづくりポイント①準備
学校や会社の体育祭や運動会でポスターを作る係になったことはありませんか。学校であれば、「絵が得意だったよね?今年の体育祭のテーマに合わせて、描いて!」とお願いされたり、社内運動会であれば、「楽しそうな感じで適当に作っておいてよ!」と頼まれたりとお願いする側からの情報が少なく困った経験をされている方も多いのではないでしょうか。
実は、いい感じの素敵なポスターを作るには得意不得意は関係ありません。今からお伝えするポイントをしっかりと押さえれば、素敵なポスターになること間違いなしです!
STEP1ターゲットや貼り出す場所を定める
作るポスターはどこに貼るのか、誰の目に止まって欲しいのかをまずは整理しましょう。ポスターを通じて誰に何を伝えたいのかをはっきりさせることでポスターの効果を最大限に引き出すことができます。
【学校の場合】
A 掲示場所:学校内 ターゲット:全校生徒
B 掲示場所:学校外 ターゲット:地域住民、保護者の方
【社内運動会の場合】
A 掲示場所:社内 ターゲット:社員のみ
B 掲示場所:メール ターゲット:社員と社員の家族
上記を整理することで、次にお伝えする載せる要素(情報)が変わってきます。まずは、ターゲットと張り出す場所を整理し、どんな状況でポスターが見られるのかを想像しましょう。
STEP2載せる要素(情報)を書き出す
STEP1で載せる場所とターゲットを整理できたら、次はどんな情報をポスターに書く必要があるのかを整理しましょう。
【学校Aの場合】
全校生徒に一番伝えたいことは運動会・体育祭のテーマではないでしょうか。
今年の運動会がどんなテーマなのかを伝えることで、各団ごとの出し物やパネルにもその思いが反映されるのではないでしょうか。
学校全体として、テーマに沿った運動会・体育祭となり統一感や一体感を生み出すことのできるポスターとなるでしょう。
【学校Bの場合】
地域住民や保護者をターゲットにした場合、テーマを伝えることも大事ですが、学校名、日時、場所、雨天の場合などの情報も必要になってきます。
その他にも詳細を聞きたい人がいた場合にどこに連絡すればいいかも書いてあるとより優しいでしょう。
【社内運動会Aの場合】
社員だけで開催する場合、「参加は任意なのか必須なのか」「申し込みをする場合はどうしたらいいのか」「任意の場合は参加特典がるのか」というところが気になってくると思います。
参加が任意で集客のためのポスターであれば、優勝景品や特別ゲスト、おもしろ競技などを載せて、参加したくなるようなポスターにすることが優先になってきます。 参加が必須の場合は社長からの運動会にかける思いを載せたり、リーダー陣の写真や意気込みを入れて、各チームの一体感を出すことができます。
また、各チームごとにオリジナルのポスターを作り、各チームが煽り合うような演出をするのもいいでしょう。
【社内運動会Bの場合】
家族が参加するということで、パートナーやお子様も楽しめるコンテンツがあるのかが記載されていると良いでしょう。
また、小さなお子様を連れてくる場合はおむつを変えられるトイレの有無やキッズコーナー有無なども気になるところです。
情報が多すぎてもポスターは目に入りません。どんな目的でポスターを作る必要があるのかを考え、必要な情報だけを載せるようにしましょう。
ポスターづくりポイント②下書き
ポイント1が終わってやっと、ポスターの下書きに入ります。
デザインの苦手な方でも基本さえ抑えることができれば、素敵なポスターに仕上がります。 ポスターに含めるべき要素はなにか洗い出し、そこから何を強調するかを考え下書きをつくっていきましょう。
下書きの段階ですぐに正解を出そうとせず、どんどん書いて目的に合うものに絞っていくのがおすすめです。
STEP3要素(情報)の優先順位を決める
必要な要素が決まったら、その情報に優先順位をつけ、伝えたい内容順に文字の大きさを変え、配置してみましょう。
レイアウトを決める際は一つだけではなく、多くのレイアウトを考えてみてください。
運動会のテーマやイメージに合ったレイアウトが見つかるはずです。
そんなにたくさんのレイアウトが思い浮かばないという方は、インターネットで「レイアウト デザイン」と調べるとたたくさんのレイアウト例が出てくるので参考にしてみましょう。
STEP4レイアウトを決める
レイアウトが思い浮かばない、うまくいかないという人は、人間の視線誘導の特徴を活かして、Z型、F型を意識して、情報を並べてみましょう。
人間視線の動きには2つの法則があります。
ポスター全体をZの書き順で見る「Z型の法則」とポスター全体をFの書き順で見る「F型の法則」です。
Z型は主にチラシやポスター、広告に使われます。初見で情報を把握したいときや写真と文章が混在しているときに使われます。
F型はWEB媒体や詳細を記入する際に使われることが多いです。Z型で全体を把握した後、詳細をF型で記載すれば、自然と視線誘導され、読みやすいレイアウトとなります。
ポスターづくりポイント③仕上げ
上記の4つのSTEPが終わったらやっとポスターに色に色を入れていきましょう。
もちろん早めの段階で色を決めておくのは良いですが、STEP4まで終わってから色を決める方が、効率的です。
詳細が決まっていないうちに色を考えてしまうと統一感が欠けてしまったり、デザイン重視になり、読みにくいポスターになってしまします。
STEP5色合いを決め
色を決めるのが苦手な人も多いと思います。「いろんな色を入れてしまい統一感がなくなってしまった」「目立たせたいのに目立たない」など色合いを決めるのはなかなか難しいですね。
しかし、次のポイントを抑えるだけで、見やすく、統一感のあるデザインになります!
使う色は3色までにしましょう。
基本配色はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%で配色されることが多いです。
ベースカラーは背景色や一番広いところに使われる色です。
メインカラーはポスターを作る中でテーマとなる色で学校の校旗や企業のロゴのカラーに合わせると良いでしょう。
最後にアクセントカラーはワンポイントで画面にアクセントを持たせたい時に使用します。
メインカラーを中心に残りの二色を考えると統一感や運動会のイメージに合った配色ができるでしょう。
STEP6全体を整える
最後に全体を整えましょう。
文字の間隔は適切か、文字の大きさどうか、余白のバランスはどうかなど細かな部分を意識します。
文字間が広ければゆったりとしたイメージになりますし、文字の大きさに差があるほど、ジャンプ率が上がり目がいきやすくなります。
写真同士の余白やポスターの縁からの余白が統一されていることで見ていて気持ちの良い仕上がりになります。
これだけ考えながら作ってきたポスターですから、最後まで気を抜かず素敵なポスターに仕上げましょう。
まとめ
ポスターづくりはセンスだけではありません。
ステップや法則に沿って作成することで誰でも素敵なポスターを作ることができます。
目を引くポスターもきっと上記のような法則を持っていると思います。ポスター作成の依頼が来たときはいろいろなポスターを見てみるのも良いかもしれません。