運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
最近、社内イベントの一環として運動会の実施が注目を集めています。
多くの企業で取り入れられていることから、「自社でも運動会を行いたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
社内運動会にはさまざまなメリットがある一方、デメリットも存在するため、どちらについても把握しておくことで実施の検討がしやすくなります。
本記事では、社内運動会のメリットとデメリットを紹介し、実施する際のポイントも詳しく解説します。
社内運動会を検討している場合、ぜひ参考にしてみてください。
今社内イベントで運動会が見直されている理由
昨今、社内イベントとして「運動会」が見直されているのには、どのような理由があるのでしょうか。
主な理由として次の2つが挙げられます。
●働き方の多様化でコミュニケーションが低下
●テレワークなどの普及による運動不足
それぞれについて解説します。
働き方の多様化でコミュニケーションが低下
近年、直接会わなくてもリモートで仕事ができるなど、働き方の多様化が進んでいますが、その一方、社内のコミュニケーションが低下する傾向があります。
特に、社員数の多い大規模な企業では、同じ部署の人同士でも実際に会って話したことがなかったり、業務上のやり取りだけで込み入った会話がなかったりといったケースも多いでしょう。
社内運動会は、部署や役職などの垣根を超え、お互いの立場を気にせず楽しめるイベントとして、社内コミュニケーションの促進につながります。
テレワークなどの普及による運動不足
テレワークなどの普及による運動不足も、社内運動会が見直されている理由の一つです。
テレワークには通勤の必要がないなど多くのメリットがありますが、同じ場所で長時間PCに向かって仕事をするため、運動不足になりがちです。
運動会に参加することで日頃の運動不足が解消できるのはもちろん、運動の必要性を感じられる良い機会にもなります。
社内運動会がもたらすメリット
社内運動会を実施することでもたらされるメリットは下記の通りです。
●社内コミュニケーションを活性化できる
●チームワークの向上につながる
●社員のモチベーションアップになる
●健康への意識を高め、リフレッシュもできる
それぞれ解説します。
社内コミュニケーションを活性化できる
社内運動会を行うメリットの一つとして、社内コミュニケーションの活性化が挙げられます。
仕事で多忙の中、コミュニケーションをとれない部署があったり、メールやチャットでのやり取りが主流で同じ部署でもほとんど話さなかったりというケースが増えています。
伝達ミスを起こさないためにも、社員同士でコミュニケーションをとることは重要です。
社内運動会ではチームで一緒に競技を行うため、部署や役職を超えた交流ができます。
また、意外な一面が見られるので、親近感が高まることも多いでしょう。
社内コミュニケーションが活性化することで業務効率や職場の雰囲気の向上につながります。
チームワークの向上につながる
基本的に、社内運動会ではチーム対抗で競う種目が多いです。
メンバー同士で話し合ったり、戦略を立てたり、協力し合ったりする場面が多いため、連帯感や団結力が生まれやすくなります。
このような団結力はふだんのチームワーク向上にもつながり、業務に活かすことで効率もアップします。
同じチームになって団結することで、あまり相性が良くないと思っていた人との関係性が改善できる場合もあるでしょう。
社員のモチベーションアップになる
社内運動会は社員のモチベーションアップにもつながります。
運動会には競技としての要素があり、個人やチームの成績を競うため、社員の向上心を刺激し、自己成長への意欲を高めます。
また、優れたパフォーマンスや努力といったいつもとは異なる才能を発揮することで、高評価を受けるよい機会になります。
褒められることで社員の自信が深まり、仕事に対する情熱と熱意も高まるでしょう。
そのためには、賞品などでやる気を引き出す、全力で運動会を楽しめるようチームを応援するような空気を作るといった工夫も必要です。
健康への意識を高め、リフレッシュもできる
健康への意識を高めることができる点も社内運動会のメリットです。
運動や競技を楽しむことで心身の健康に良い影響を与えるだけでなく、運動の習慣がつきやすくなります。
また、社内運動会はリフレッシュ効果ももたらします。
日々の業務ではストレスやプレッシャーが溜まりがちですが、運動会ではそのような日常から離れて汗をかき、気持ちを切り替えることが可能です。
社内運動会で気をつけるべきデメリット
それでは、社内運動会の実施において、どのような点に気をつけるべきでしょうか。
考えられるデメリットとして、次の4つが挙げられます。
●怪我をする可能性がある
●運動が苦手な人にはマイナス効果
●大勢でのコミュニケーションが苦手な人には不向き
●会場や備品などの費用が発生する
それぞれ解説します。
怪我をする可能性がある
ふだん運動をしていない人の場合、急な運動によって怪我をしてしまうことがあります。
特に「リレー」は、怪我をしやすい競技の一つです。
捻挫や脱臼をすると仕事にも支障が出てしまうため、準備運動やストレッチを入念に行う必要があります。
また、競技内容や設備についても、怪我がないようにあらかじめ確認しておきましょう。
運動が苦手な人にはマイナス効果
運動が苦手な人は、社内運動会に乗り気ではないものです。
社内コミュニケーションやモチベーションの向上を目的に実施しても、マイナス効果になるおそれもあります。
運動能力で結果に差が開いてしまうような競技を少なめにし、運動が苦手な人でも楽しめる競技を増やしておくとよいでしょう。
大勢でのコミュニケーションが苦手な人には不向き
社内運動会はチームを組んで競うものが多く、大勢でのコミュニケーションが苦手な人にも向いていないといえます。
チームを組む際は、同じ部署の人を何人かメンバーにするなど、誰かが孤立しないよう配慮する必要があります。
会場や備品などの費用が発生する
満足度の高い運動会にするには、会場や備品、賞品などにもこだわることが重要です。
そのため、ある程度の費用がかかる可能性があります。
社員に対する還元や業務効率化の一つと考え、予算をとっておきましょう。
社内運動会を企画する際のポイント
社内運動会を企画する場合、下記のポイントを押さえておくとスムーズに進められます。
●会社全体で企画・準備をする
●ゆとりをもって計画する
●表彰時の景品や参加特典をつける
●家族で参加できるようにする
●簡単でユニークな競技を盛り込む
それぞれ解説します。
会社全体で企画・準備をする
無理やり参加させるのではなく、「みんなで作り上げていく」という意識をもって参加してもらうよう配慮することが大切です。
会社全体で、企画を立てたり準備をしたりするとよいでしょう。
ゆとりをもって計画する
社内運動会は、ゆとりをもって計画することをおすすめします。
一般的に、準備期間として3ヶ月程度見積もっておくとよいです。
特に人気のある会場は押さえるのが難しい場合が多いため、早めに動き出す必要があります。
表彰時の景品や参加特典をつける
表彰の景品や参加特典をつけると、参加者のモチベーションアップにつながります。
運動会が終わってから持ち帰りやすい商品券や遊園地のチケットなどが人気です。
一人ひとりに渡すことで会社に対する満足度も向上するでしょう。
家族で参加できるようにする
社員の家族にも参加してもらい、「玉入れ」などお子さんでもできる競技を取り入れるとさらに盛り上がります。
また、家族ぐるみの交流ができることで、愛社精神も高まりやすくなります。
簡単でユニークな競技を盛り込む
社内運動会には、誰でもやったことがある、簡単でユニークな競技を取り入れるとよいでしょう。
「大縄跳び」や「綱引き」、「パン食い競走」などがおすすめです。
イベント会社に依頼するとスムーズ
社内運動会は、企画や準備、運営に手間がかかります。
担当者はふだんの業務を行う中で進めていかなくてはならず、効率が低下するおそれもあるでしょう。
負担をかけずに社内運動会をスムーズに実施するには、イベント会社への依頼がおすすめです。
イベント会社に依頼すれば、経験と実績によって満足度の高い運動会にすることが可能です。
まとめ
社内運動会は、昨今、働き方の変化によるコミュニケーションの低下や運動不足などの理由で見直されています。
社内コミュニケーション・モチベーション、チームワークの向上といったメリットがある一方、怪我のおそれや運動が苦手な人や人見知りをする人にはマイナスになるというデメリットもある点に注意が必要です。
今回の記事で紹介したポイントを押さえたり、イベント会社に依頼したりすることでスムーズに社内運動会が実施できます。