運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
近年、テレワークの浸透などが原因で、コミュニケーションに課題を抱えている会社も多いのではないでしょうか。
社内コミュニケーションの一環として、「社内運動会」が注目されています。
社内運動会にはコミュニケーション活性化以外にも多くのメリットがあるため、検討する場合は把握しておくことが重要です。
今回の記事では、社内運動会を行う目的や開催することによって得られる効果などをご紹介します。
実施を検討している、または気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
社内運動会を行う目的とは
「社内運動会」には明確な定義がありませんが、「身体を動かすこと」を主旨として全社員、または多くの社員が参加するレクリエーションイベントを指すのが一般的です。
ポイントは、身体能力を競う「競技会」ではなく、協調性や一体感、運動不足の解消などに重点が置かれている点です。
社内運動会の目的にはさまざまなものがありますが、主に下記の4つが挙げられます。
●コミュニケーションの促進
●チーム力・モチベーションの向上
●社員の健康管理
●福利厚生のアピール
それぞれ解説します。
コミュニケーションの促進
社員同士のコミュニケーションの促進は、社内運動会の目的の一つです。
社内コミュニケーションによって意思疎通がスムーズになるため、伝達ミスも減り、業務効率向上につながります。
また、お互いを知り合うことで職場の雰囲気が良くなり、退職防止に効果的です。
チーム力・モチベーションの向上
社内運動会を行う目的として、チーム力やモチベーションの向上も挙げられます。
仲間との団結が勝利の鍵となる競技を組み込むことで、チーム力が上がるのはもちろん、「次は必ず勝ちたい」「来年の社内運動会にも参加したい」といったモチベーションも高まるでしょう。
社員の生産能力が上がることで会社の業績も向上し、利益がもたらされます。
社員の健康管理
社内運動会では身体を動かすため、運動不足が解消されやすくなります。
社員の健康管理を目的とするケースも多く、特に内勤が多くを占める業種の場合、参加することで気分転換やストレス解消が見込めるでしょう。
また、社内運動会をきっかけに健康に関心を持つ社員が増加し、体調不良による欠勤が減るといった効果も期待できます。
福利厚生のアピール
社員に対して、福利厚生の充実さをアピールすることも目的の一つです。
社内運動会の実施にはさまざまな準備が必要であり、コストもかかります。
満足度の高い内容にすることで、「ここまでやってくれる会社に貢献したい」と、愛社精神が高まるものです。
一人ひとりのエンゲージメント向上によって、業績アップにつながるでしょう。
社内運動会がもたらす効果とは
それでは、社内運動会を実施することで得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。主な効果として挙げられるのは下記の6つです。
●会社全体での交流が図れる
●チームビルディングに効果がある
●社員のモチベーションアップにつながる
●健康増進と運動不足の解消になる
●会社への好感・貢献から離職率を下げられる
それぞれ解説します。
会社全体での交流が図れる
ふだんの業務では、同じ部署でのコミュニケーションに限られる場合がほとんどです。
そのため、他部署との連携が取りにくく、業務が滞るケースもあるのではないでしょうか。
社内運動会では、チームになって競い合うことで、異なる部署の人同士での自然なコミュニケーションが可能です。
会社全体での交流を図れるのが大きなメリットと言えるでしょう。
チームビルディングに効果がある
チームビルディングは集団研修に取り入れることが多いですが、社内運動会でも育成できます。
基本的に、社内運動会はチーム対抗で競うため、メンバー同士で話し合ったり協力し合ったりする場面が多いです。
社員の団結力や連帯感が生まれることから、チームビルディングに大きな効果があると言えます。
社員のモチベーションアップにつながる
社員運動会は、ふだんの業務では出せない運動に関わる能力を発揮できる場です。
いつもとは違う自分をアピールできるため、自己肯定感が向上します。
また、景品や凝った演出で褒め称えることで、社員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
健康増進と運動不足の解消になる
会社は、社員の健康管理に配慮する必要があります。
健康増進と運動不足の解消になるのも社内運動会のメリットの一つです。
運動会自体での運動だけでなく、準備段階や、終了後の運動の機会も増えるでしょう。
会社への好感・貢献から離職率を下げられる
会社によっては、社員の家族を招待して社内運動会を行うケースもあります。
また、派手な演出や豪華な景品が用意されることもあるでしょう。
このような場合、社員の満足度が高まり、会社に対する好感もアップすることから、離職率の低下につながりやすいです。
社内運動会を開催するには
社内運動会を実施する際は、自社で企画・開催する場合と専門のイベント会社に依頼する場合の2通りの方法があります。
それぞれの特徴について紹介します。
自社で企画・開催する
自社で企画・開催する場合、コストを抑えることはできますが、準備に多大な時間や労力がかかります。
担当者は準備に追われ、ふだんの業務に支障が出るおそれもあるでしょう。
また、初めて実施するケースでは、企画から練り上げる必要があります。
できるだけ自社で実施したいというケースでも、企画、あるいは手配などの事前準備、開催当日の運営、と段階ごとに外部に依頼することをおすすめします。
専門のイベント会社に依頼する
専門のイベント会社に依頼する場合、社内運動会の企画検討から事前準備、当日の運営までトータルで請け負ってもらうことが可能です。
社内運動会の実施経験が豊富な会社は、そのノウハウを活かした最適なプランニングを行ってくれるため、満足度の高い社内運動会を一緒に企画・開催することができるでしょう。
担当者も必要最低限の打ち合わせだけで済むため、社内運動会にかかる手間から開放されて通常業務に集中できます。
まとめ
社内運動会は、コミュニケーション促進やチーム力・モチベーション向上などを目的として実施するケースが多いです。
また、運動会実施後の効果として、会社全体での交流が図れたり、社員の健康が増進したり、モチベーションが上がって離職率を下げられたりといったことが挙げられます。
自社で企画・開催するとコスト削減には一定の効果があるものの、準備に多大な人的コストがかかります。
そのため、専門のイベント会社に依頼することをおすすめします。社内運動会の開催を検討する場合は、参考にしてみてください。