2025.02.09
社内運動会

パラスポーツによる運動会でおすすめの競技種目13選

「パラリンピック」でもおなじみの「パラスポーツ」。

現在のパラスポーツにはさまざまなルールや工夫が施されており、運動会に取り組むケースも増えています。

そこで本記事では、運動会で取り入れることができるパラスポーツの競技種目を紹介します。パラスポーツを題材とした運動会を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

パラスポーツとは?

「パラスポーツ」は「パラレル(並行する・もう一つの)」という意味を持ち、障害や性別、年齢、スポーツ経験などの有無にかかわらずみんなで楽しめるスポーツです。

近年、パラスポーツは共生社会の実現に向けて注目を集めており、参加者全員が同じ条件で競技することで、相互理解とコミュニケーション促進を図っています。

運動会でできるパラスポーツの競技種目13選

パラスポーツは、参加者の属性に応じて競技ルールや用具が工夫されています。

ここでは、運動会でできるパラスポーツの競技種目13選を紹介します。運動会への導入を検討する際、ぜひ参考にしてみてください。

ブラインドサッカー

「ブラインドサッカー」は、アイマスクを付けて行う5人制のミニサッカー競技です。

転がると音が出る特殊なボールを使用して、その音と周りの声を頼りにプレーを組み立てます。

ブラインドサッカーは、指示を出すメンバーとプレーする選手とのコミュニケーションが欠かせないため、コミュニケーションの活性化やチームワークの向上が見込めます。 

運動会では、3分間のミニゲームやドリブル体験が人気です。

ゴールボール

「ゴールボール」は、鈴が入ったボールを転がすように投げ合って得点を競う3人対3人の屋内競技です。

選手は全員アイシェード(アイマスク)を着用し、ボールや相手の動きを音で判断します。

試合時間は前後半各12分の計24分で行われ、より多くの得点を挙げたチームが勝利です。

音を頼りにした素早い反応と、チーム内のコミュニケーションが勝敗を左右します。

シッティングバレーボール

「シッティングバレーボール」は、床にお尻の一部が接触した状態でバレーボールを行う屋内競技です。

ネットの高さを通常より低く設定し、上半身の動きを活かしたプレーを楽しめるのが特徴です。

お尻を床につけたままプレーするため、ボールを上手くつなぐにはチームワークが重要になります。

通常、6人対6人で行いますが、4人対4人の簡易ルールでの実施もおすすめです。

卓球

パラスポーツの「卓球」は、一般の卓球ルールをもとにしながら、障害に応じて柔軟なルール調整が行われているのが特徴です。

参加者は男女別に、車いす、立位、知的障害の3つの部門があり、障害の程度によってさらに細かくクラス分けされています。

運動会に取り入れる場合は、座位での実施によって誰もが参加できるようになります。

また、ラリー数を競うゲームやチーム対抗戦など、さまざまなバリエーションが可能な点も魅力です。

バドミントン

パラスポーツの「バドミントン」は、一般のバドミントンと同じくネットを挟んでシャトルを打ち合います。

基本的なルールや使用するコート、ネットの高さは一般のバドミントンと同じですが、車いすと立位の2つの部門があり、一部のルールが調整されています。

パラスポーツを題材とした運動会では、椅子に座って行うとよいでしょう。

ボッチャ

「ボッチャ」は、白い目標球(ジャックボール)に向かって赤・青それぞれ6球の持ち球を投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、より近づけることを競う競技です。

障害の程度に応じて、手投げ、足蹴り、ランプ(投球補助具)の使用が認められています。

全球を投げ終えた時点で、ジャックボールに最も近いボールを置いた選手に得点が与えられます。

戦略性が高く、誰でも楽しめるのはもちろん、個人戦やチーム戦など、状況に応じた形式を選べるのも魅力です。

車いすバスケットボール

「車いすバスケットボール」は、一般のバスケットボールと同じコートやゴール、ボールを使用し、5人対5人で競い合う競技です。

ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じですが、車いすの特性に応じた独自のルールも設けられています。

選手は車いすに乗りながらプレーするため、通常のバスケットボールスキルに加えて、車いすの巧みな操作技術が求められます。

スピーディーな展開と激しい攻防が特徴で、チーム戦ならではの駆け引きや戦術も魅力です。

車いすテニス

「車いすテニス」は、競技用車いすを巧みに操作しながらテニスを行う競技です。

基本的なルールは一般のテニスと同じですが、2バウンドまでの返球が認められています。

車いすテニスは車いすを自由自在に操りながら、スピーディーな展開や多彩なショット、ラリー中の駆け引きなどを楽しむのが見どころとなっています。

運動会では、柔らかいボールを使用した安全な実施がおすすめです。

車いすラグビー

「車いすラグビー」は、バスケットボールコートで行われる4人対4人の屋内競技です。

選手は競技用車いすに乗り、専用ボール(球形)を使用してプレーします。

試合は1ピリオド8分で4ピリオドの合計得点を競い合い、チーム全体での攻防戦や戦術展開が見どころとなっています。

運動会では接触プレーを避け、タッチ式のルールなどに変更するのがおすすめです。

車いすカーリング

「車いすカーリング」は、車いすに乗った選手がチームを組み、氷上でストーンを滑らせて得点を競う屋内競技です。

選手は静止した状態から、デリバリースティックと呼ばれる専用の道具を使ってストーン(ハンドル付きの石)を投げ、約30メートル先のハウス(円形の的)に向かって滑らせます。

一般のカーリングと異なり、チームは必ず男女混合、助走はせず、ブラシで氷を掃く「スウィーピング」も行いません。

正確な投球技術だけでなく、チーム戦略やチームワークが勝敗を大きく左右します。

車いすリレー

「車いすリレー」は、競技用車いすを使用して行うリレー競技です。

車いすの操作に慣れていない参加者でもルールを調整することで、誰もが参加できる楽しい競技になります。

また、バトンパスの方法や走行コースの工夫といった難易度設定をすることで、チームビルディングやチームワークの向上が期待できます。

車いすポートボール

「車いすポートボール」は、車いすバスケットボールをより親しみやすくアレンジしたポートボール形式の競技です。

バスケットボール用の競技用車いすを使用し、チームワークを駆使してパスをつなぎながら得点を競います。

初心者でも取り組みやすいように設計されており、チームワークと車いす操作の基本を学ぶことができます。

アイスブレイク

パラスポーツの「アイスブレイク」は、参加者間のコミュニケーションを深めるための導入プログラムです。

車いす操作やアイマスク体験、視覚を制限した状態で行う「サイレントゲーム」などを通じて、参加者の緊張をほぐし、聴覚や触覚を使った新しいコミュニケーション方法を体験します。

これにより、パラスポーツへの理解を深め、参加者同士の関係性を築くきっかけとなります。

安全講習も兼ねた導入プログラムとしても効果的です。

準備や企画が難しい場合はイベント会社に依頼するのがおすすめ!

パラスポーツを取り入れた運動会を成功させるためには、専門的な知識と綿密な準備が必要です。

イベント会社に依頼することで、適切な用具の選定から安全管理体制の構築、参加者の状況に合わせたルール調整まで、専門的なサポートを受けることができます。

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まとめ

パラスポーツを取り入れた運動会は、共生社会への理解を深める貴重な機会です。

運動会を成功させるためには、参加者の属性を考慮した競技種目を選ぶことが重要です。

今回紹介した競技種目を参考に、ぜひ実りある運動会を開催してください。

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