運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
運動会では、みんなが盛り上がり楽しめるような競技がたくさん行われています。そして、それらの競技には歴史やルールが存在します。
今回ご紹介するのは、大縄跳びです。
大縄跳びの歴史からルール、現在の運動会で行われている大縄跳びのアレンジ種目などについて解説します。
550円~大縄跳びのレンタルを行っています。運動会レンタル専用サイトはこちら
大縄跳び(長縄跳び)とは?
大縄跳びとは長い縄の両端を2人が持って回し、その間を複数の人が跳ぶ種目です。
大縄跳びには跳んだ回数を競うものと、跳び方の難易度を競う2つの種類があります。
大縄跳びの歴史
ここからは大縄跳びの歴史について、下記の流れに沿って解説します。
●縄跳び遊びが19世紀後期にドイツから日本へ
●1996年には日本ダブルダッチ協会が発足
それぞれ見ていきましょう。
縄跳び遊びが19世紀後期にドイツから日本へ
日本における縄跳び遊びの歴史は、1878年にドイツから輸入された器械体操の道具の中に、縄跳びの縄が入っていたことが始まりだとされています。
1996年には日本ダブルダッチ協会が発足
子どもの遊びという印象が強かった縄跳びですが、今や国際的な競技大会が開催されるほどのスポーツへと進化しています。日本では、1996年に日本ダブルダッチ協会が発足されました。
ダブルダッチとは、2本の縄を使って行う縄跳びです。縄の回し手である2人が向き合い、2本の縄の端をもってそれぞれ内側に回します。
その間を跳び手が跳ぶスタイルがダブルダッチであり、ダブルダッチ協会はこの競技の普及を目指し活動していました。
大縄跳びの基本ルール
ここからは、大縄跳びの基本ルールや競技中の注意点などについて解説します。
大縄跳びの基本ルール
大縄跳びの基本ルールは、下記の通りです。
1.チームに分かれ、縄の回し手2人の間に参加者全員が入って跳ぶ
2.制限時間内に何回跳べたかを計測
3.最も多くの回数を跳んだチームが勝ち
一つずつ見ていきましょう。
1.チームに分かれ、縄の回し手2人の間に参加者全員が入って跳ぶ
大縄跳びは、チームで競技を行います。
回し手である2人が向かい合って縄の両端を持ち、その間にあるライン上に跳び手全員が整列したら準備OKです。
2.制限時間内に何回跳べたかを計測
大縄跳びでは、制限時間内に連続で何回跳べたかを競います。
ライン上に並んだ跳び手全員が一斉にジャンプしたところから、カウントがスタートします。制限時間内に失敗した場合は何度でもやり直しができますが、失敗の度に跳んだ回数はリセットされ一からのカウントになります。
3.最も多くの回数を跳んだチームが勝ち
制限時間内に、連続で最も多くの回数を跳んだチームが勝ちです。
大縄にひっかかることなく連続で多く跳ぶには、回し手同士の距離や縄の回し方はもちろん、跳び手のチームワークなどさまざまな工夫が必要です。
競技中のルール・注意事項
次に競技中のルールや注意事項を見ていきましょう。
1.回数は審判が数えるか掛け声で数える
大縄跳びは、連続でより多くの回数を跳べたチームが勝ちです。
回数をカウントする際は、曖昧にならないよう審判を配置するか、大きな声で掛け声をかけ合うなどして跳んだ回数を明確にする必要があります。
2.競技中のケガや参加者の体調に注意!
大縄跳びを行う際は、ケガしないように注意しましょう。
大縄跳びはあまり激しい動きをする競技ではありませんが、ケガのリスクがない訳ではありません。滑ってしまったり転んでしまったりして、骨折や捻挫などしないよう気をつけましょう。
大縄跳びのアレンジ種目
大縄跳びに似ているスポーツには、以下のようなものがあります。
●ダブルダッチ
●クロスジャンプ
●逆回転大縄跳び
●じゃんけん大縄跳び
●高速大縄跳び
●くぐり抜け大縄跳び
詳しく見ていきましょう。
ダブルダッチ
上述した通り、ダブルダッチは2本の縄を使います。
2人の回し手が2本の長縄の端を両手に持ち、それぞれの縄を内側に回して、その間を跳び手が跳びます。
クロスジャンプ
クロスジャンプは回し手が4人に増え、4人で2本の縄を回します。
回し手の4人はバツ印になるようお互いにクロスして立ち、回し手が回している縄の間を跳び手が跳びながら駆け抜けます。
逆回転大縄跳び
縄の回転を逆にするのが、逆回転大縄跳びです。
縄の回転方向が逆になることで難易度が上がり、縄に引っかからずに跳ぶ難しさをより感じることができるでしょう。
じゃんけん大縄跳び
回っている長縄の中で、跳びながらじゃんけんをします。
基本的には勝った人が縄の中で跳び続け、次々とじゃんけんの挑戦を受け続ける勝ち残り方式ですが、負け残り方式にしても楽しめます。
高速大縄跳び
縄を高速で回転させる大縄跳びもあります。
通常のスピードより早く縄が回り跳び続けることが難しくなるため、盛り上がること間違いなしです。
くぐり抜け大縄跳び
大縄跳びのようにゆっくりと回転する縄を走ってくぐり抜けるのが、くぐり抜け大縄跳びです。
くぐり抜け大縄跳びは縄の正面からタイミングを図って縄の中に入り、そのまま縄の外に走り抜けるのがポイントです。
初めはタイミングを図るのが難しいと感じるかもしれませんが、練習していくうちに慣れて自分のペースで縄を走り抜けられるようになるでしょう。
まとめ
今回は大縄跳びの歴史やルール、大縄跳びのアレンジ種目について紹介しました。大縄跳びは長い縄が1本あれば、室内外どちらでも天候に関係なく気軽に楽しめるスポーツです。
これから運動会でみんなで楽しめる競技を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。