運動会屋が発信する運動会に関するコラムです
日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.89
組織が高いパフォーマンスを発揮するためには、メンバー間の“信頼関係”が大切です。組織の中で、この信頼関係を醸成していくために「コミュニケーション」を図ることは大切な要素の1つです。
そもそも、この「信頼」とはどのようなものなのでしょうか。同じように使われる言葉に「信用」という言葉があります。この違いを辞書で調べてみると、信用とは「それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること」とあり、信頼とは「信じて頼りにすること。頼りになると信じること」とあります。
少し分かりづらいので、これらの言葉の使われ方を見てみると、信頼関係とは言いますが、信用関係とは言いません。信頼を裏切るとは言いますが、信用を裏切るとは言いません。このように使い方から、信用は過去の実績などに基づいた“客観的”なもので、信頼は、未来の行動を信じる“主観的”なものであるイメージがあります。
この主観的ともいえる“信頼関係”を組織のメンバー間で醸成するために、「聞くこと」が大切だと思います。上司・部下間、同僚間で話しをすることがたくさんあると思います。その際、信頼関係を築く上で大切なことは「聞くこと」です。
人は、話したい・聞いてもらいたいという気持ちを持っています。その気持ちを叶えてあげることが大切です。ただ、聞くとは言っても、単に聞くだけでは信頼関係は生まれません。相手の気持ちを理解することを常に考えながら、聞く姿勢が必要だと思います。顔の表情や声のトーンなども意識しながら、相手の気持ちを想像して、その感情に共感していくことが大切です。自分が話し続けたり、自分本位な聞き方は決してやってはいけない聞き方です。
このように、信頼関係を醸成できるようなコミュニケーションを図るためには、相手を理解することが大切です。そのためにはまず、“自分を理解すること”がとても大事だと思います。自分が大切にしていることを自分で理解して、相手にも伝え、それができて初めて、相手の大切にしていることを大切にできるのではないかと思います。このことによって、自分と相手との違いから、新しい価値を生むことができるようなコミュニケーションもできるようになるのだと思います。
自分が大切にしていることを考えてみましょう!
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ファシリテーター
遠藤 直哉